岩崎神社
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概要
名 称 岩崎(いわさき)神社
御祭神 少彦名命(すくなひこなのみこと)
例祭日 4月11日
鎮座地 鳥取市南隈108番地
由緒・沿革
岩崎神社は鳥取市南隈に鎮座する神社です。
この地はかつて鳥取藩医岡村自温の給所であったため、寛文9年に医薬の祖である少彦名命を京都五条の天神宮から勧請してお祀りしたとされています。江戸時代には「岩崎大明神」と呼ばれていました。「岩崎」の名は南隈を含む高草郡に所在する古社で『延喜式』に登場する「伊和神社」の頭文字をとったと言われています。明和6年(1769)年の「高草郡神社御改帳」によれば、当時の社殿は2尺四方で柿葺ったと記されています。
かつては京都の本宮の例にならい、毎年大晦日に岡村自温が村中に薬草(オケラ)を配り、村人は元日に薬草を焚薫して1年間の無病息災を祈念していました。自温が没した後も村人たちによってその意志は受け継がれ、境内にオケラを植樹して大晦日にはこれを配り、氏子中の幸福を祈願したと言われています。そのため神威がますます輝き、霊験が著しかったと『鳥取県神社誌』に記されています。